タピオカって効率よく手軽にカロリーと糖分がとれるのでいいですよね。非常食にも向いている気がしています。まあフリーズドライのタピオカはちょっと嫌ですが。
申し遅れました。依月(いつき)です。この名前で名乗るのは初ですね。2女と『2女』しかいない劇団なきがお2年の中では最も2男に近いと思っています。
今回僕は『無声演劇企画』というものを出させていただくことになりました。
『無声演劇』です。声のない演劇です。有声演劇を扱うサークルで、会話劇の多いイメージのあるサークルで、あえて『声』という機能に制限をかけました。
「なんで?」と聞かれそうなので早めに言いますね。単純に、僕が中学・高校の青春ど真ん中☆を懸けた無声演劇というものを知ってほしかったんです。触れてほしかったんです。声のない表現の可能性を知ってほしかったんです。
僕を知らないかたのために言いますと、僕は中高一貫校でずっと(はじめの1ヶ月は水球してたけど)無声演劇をやる部活に所属しておりました。正式名称を言うと確実に学校バレするのでやめておきます。別にいいけどさ。
大学に入り『部活は何してたの?』という問いに答える度に驚かれ、「あっ、無声演劇ってそういえば珍しかったな」と思う日々が続きました。「そういえば説明が面倒で出版部の方を名乗ってたな」とか。
演劇関係のかたに無声演劇の話をすると驚きに加え「面白そう」という反応もいただけました。
そうなんですよ!面白いんですよ!
女子校ということもあり男役も女子がやっていました。なんなら僕は男役専門でした。小さな子からお年寄りまで動きで表現できるんです。声を使わないからこその表現の幅もあるんです。
今回はそんな無声演劇の面白さに触れて欲しくて企画を立ち上げました。
さて、企画を立ち上げたはいい。しかしここでひとつ問題が。
『僕はなんで、なきがおで無声演劇をしようとしたのか』
だってただ無声演劇をしたいなら新しくグループをつくってそこでやればいい。中高でやってたことの真似事がしたいなら中高の部活の同期を呼べばいい。
なんでなんだ。なんでなきがおで無声演劇をしようとしたんだ。
免許合宿の期間、頭をすごく悩ませました。おいしいごはんとおいしい空気を吸いながら考えました。適性検査の勉強をしながらも考えました。あっ無事免許とれました。
結論として『有声演劇と無声演劇を混ぜた無声演劇がしたいんだ』となりました。もう言語が破綻してる。
僕なりに出した結論で今回の企画を進めています。
観に来てくださった方になんとなくでもそれが伝わればよいなと思っています。
ということで公演のお話。
今回は『花を抱える人』というタイトルのオムニバス形式のお話です。同じ『花を抱える』という行為にもいろんな意味がありますよね。同じ『花束』でも本数や色、自分と相手の関係や時期によって意味も大きく変わっていきます。ざっくり言うとこんなお話です。
よくわからないと思います。僕ももうわからないや。取り敢えず百聞は一見にしかず。お時間があるかたは是非いらしてください。3日の17:00~と4日の11:15~です。
よろしくお願いいたします。
最後に...
地図読めない系方向音痴の演出が稽古場にたどり着けなくなっても電話してくださったり拾ってくださったりで助けてくださる、楽しく素敵なメンバーです。
きっと僕は幸せ者です。