こんにちは。
「夜明けの陽が昇るまで」の演出をしました、中西悠です。
終演ブログとのことなのですが、脚本についてはみさとが書いてくれると思うので、私は稽古の裏話?を少しだけしようと思います。
①男手が足りない
役者として手を上げてくれた男子が1人、必要な男性役は4つ…ということで、同時上演していた「結婚相談所」の演出と話し合った結果、「夜明けの陽が昇るまで」は男性役も全部女子が演じました。脚本を女子に書き換える案もあったのですが、脚本家との会議の結果伝えたかったメッセージからぶれてしまうところがあるということで没案となりました。役者たちも周りの男子たちに男子大学生についてインタビューしながら、丁寧に春樹、祥吾を作り上げてくれました。
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②お酒とおつまみ
今回の公演では実際にお酒(ノンアルです)とおつまみを使って宅飲みのシーンを演じました。コロナ禍に成人を迎えて、友達とお酒を飲む機会もあまりなかった私としては、これからの未来、それが当たり前にできる世界がもう一度訪れてほしいという少しの期待を込めて。
③美月・祥吾・春樹の裏設定
これは裏話というか裏設定というか。8割方稽古場での妄想に等しいのですが、雑談から広がった様々な裏設定が彼らにはありました。写真フォルダから画像を引っ張り出してきたので、ぜひ解読してみてください。本編がより楽しめる、かもしれないです。
まあ、何はともあれ、色々とトラブル続きだった本公演も無事に幕が下りました。みんな言っていましたが、まさに『Show must go on.』を体現したような舞台でした。様々な形で手助けしてくださった後輩、同期、OBOGの皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、卒業公演と銘打たれた本公演ではありますが、私はもうしばらく卒業はできなさそうです。
またどこかで名前を見かけたらその時はよろしくお願いいたします。
2023年4月3日
中西悠