みなさんこんにちは劇団なきがお三年生、木戸です。今回小金井祭にて企画を出すことになりました。
その名も「参加者体験型企画~演劇に触れてみよう~」です!
といいますのも、私が最初に演劇に触れたのは「観る対象」としてでした。「演る対象」になったのはもっと後です。
おそらく多くの人は演劇を「観た」ことはあるはずです。ドラマや映画だって「撮り直し」がきくという点や臨場感が演劇とは異なりますが、それでも「演技」を「観ている」ことには変わりないはずです。
かといって、「演技する」ことが縁遠いかというと、実はそんなことありません。皆さん何かを隠しながら、何かを大げさに表現しながら、あるいは良い自分を見てもらおうと日々演技をしながら生活していることでしょう。
では演劇と日常の演技の何が違うのか。それは「自分を演じるのか」「役を演じるのか」と違いだと思っています。演劇では自分とは根本的に違う人格を演じなければなりません。そしてそれは、「他人に見せるため」に行うものです。自分を演じる時は、時として自分自身に対して演技します。しかし、演劇はあくまでも他人の目を前提とした演技をしなければならないのです。
皆さんには、企画で実際に自分の体を動かして「演技とは何か」、体感してほしいと思っています。
長々と書いてしまいましたが、企画自体はちょっとした遊びのようなものです。気軽にご参加ください。
ただ、その遊びの中で「他人に見せることが前提の演技」、感じてくだされば幸いです。