立花役:近藤実里
ーーーーーーーーー
こんにちは、お久しぶりです。
名乗りやすい芸名が欲しいと言いながら早くも3年生になってしまいます、近藤です。
今更浸透させられる気がしないので、芸名をつけるのはもう諦めました。
またまた役者として参加しています。数ヶ月前、Twitterでは新三役によるなきがおクイズを投稿していましたが、それによれば我々なきがお19年度生で役者としての最多出演は私らしいです。
というわけでほぼ常に居るので、いつもなきがおの公演を観て下さる方々には、そろそろ見飽きたよと言われるでしょうか。お前なんか覚えてないよと仰る方は、寂しいので今からでも覚えてくださると嬉しいです。
さて今回は、喫茶店の店長・立花役を演じさせていただきました。店長ってだけあって、立花さんは割と大人な役です。大人らしさ出したいって、ちょうど1年前も稽古場で言ってた気がします(参考:第30回の卒業公演)
初出演の1年生も加わった座組で、若さと元気さを貰いながら楽しく稽古してきました。1歳2歳しか変わらないのに若い若いと言ってくる先輩たちに疑問を持っていましたが、なんとなくその感覚が分かるようになってきて哀しいです。いや、若いというか、フレッシュというか、うん、眩しいですね、1年生。現1年生すら眩しいのに、もう次の新入生が入ってくるという現実が受け止めきれません。
でもきちんと受け止めたいと思うので、もし今回の「染まる。」や先日までの卒公を見て興味を持ってくれた新入生がいたら、ぜひお気軽に連絡待ってます。なきがおはいつでも新入団員を…(以下略)(勧誘)
まあ勧誘はさておき、今回は(今回も?)とても「なきがおらしい」作品になっていると思います。何が私たちらしいか、って難しいんですけどね。なきがおって「悲しい涙より温かい涙を」をモットーに掲げてはいますが、その方向性は結構その時によって違うし、既作もオリジナルも、ジャンルも様々でなんでも出来るのがなきがおの良いところだとも思います。
まぁそんな中で私の思ういわゆる「なきがおらしさ」って、どこか生きづらかったり上手く出来なかったり周りと違うところがあるみたいな主人公が出てくることが多いのかなって。もちろん葛藤や衝突自体が物語の核になること自体はよくあるので、他団体さんがそうでないとは言いませんし、なきがおがそうじゃない作品をやることも多々あるのですが。
で、それを解決できるかとかそもそもしようとするかとかは置いといて、うわ〜なんかこれ知ってる…って感情とか、頑張れって言いたくなるキャラクターとか、、、そういうのが多いんじゃないかな?だから、なきがおの作品を観てくださった方の中には必ず共感できるという人がいるはずだといつも思いながら公演を打っています。
というのもまあ、私がいつもなきがおの公演打つ時は各登場人物に対して「わかる〜〜〜!!!」と思いまくってるからなんですけど。
「染まる。」もまたかなりわかる〜〜〜っていうか、心のやらかいところに刺さって流れ弾喰らうというか、なんか私もやりながら勝手に被弾して死んでました。不器用な登場人物たちがとても良いのですが、それを演じる役者の皆もとても良くてですね。
元の脚本だけではなく、それぞれの役者によって演じられることで初めてキャラクターが完成するというのを久しぶりに感じた気がします。役者同士の関係性とかも結構役に現れたりするものですが、とっても仲良しな1年生ならではの演技が生きていて、めちゃくちゃいい配役だな〜と思っている今日この頃です。(なおいつも思ってる)
いつもの「なきがおらしい」脚本に、新しい風の吹き込んだ第34回公演「染まる。」素敵な作品になっていますので、是非ともご覧下さい!そしてあわよくば皆さんも被弾していってください!(?)