祐樹役:伊月紡
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はじめましての人もそうでない人も、はじめまして!
この名義で役者ブログを書くのは初か?と思ったところで第32回公演が頭をよぎったので初ではありませんね。多分僕は僕が思っている以上になきがおライフを送っている。
ってか名乗ってなかったじゃん。
C類(特別支援教育教員養成課程)発達障害教育専攻3年の伊月紡です!
あと少しで4年になるという現実から逃げたいです。僕が光くらいの速さで走ることができれば現実から逃げられた気がするので、来世は光になりたいです。光ファイバーをシャトルランしたい。
目の前の教採テキストから逃げるように、そして「寝るまでは今日だ!」と言い張って期日から25分遅れの今、このブログを書いております。
特に書きたいこともないので最近のお話でもしましょうかね。12月くらいから平日は毎日のように小学校のボランティアに行っています。色々な学校で色々な子どもと関わりながら日々、勉強(と言いつつめちゃくちゃ楽しんでいる)をしています。子どもって、常識とか通例とか空気とか、そういうのを全く気にせずにいるケースも多くて面白いんですよね。
例えばですと、この前、色についての絵本を読んでいた子たちが「どんないろーがすき?」と歌いながら聞いてきたことがありまして、この歌はそのあと「一番先になくなるの、◯色のクレヨン」というフレーズが続くので僕は察して「緑!」と答えたんですね。絶対にクレヨンにありそうで、それでいて歌のテンポに合わせやすい3文字の色を。まあそしたら普通に歌が終わって、次は僕が聞き返したんですね。「どんないろーがすき?」と。そしたらその子は「エメラルドグリーン!」と答えたんですね。
いや、字余り半端ないよ??
ってかエメラルドグリーンのクレヨンなんて、小学生のお道具箱のなかに潜むクレヨンセットの中にないぞ??
僕が困惑するのを気にせず、そして歌のテンポや拍も気にせずに子どもは歌いきりました。楽しそうに。
なんか、その姿をみていると、常識とか空気とかその他もろもろ、大人になると色々なことに囚われてしまいがちなんだなーって。そういうつまらない不文律に束縛されて染められて、なんか大人になるってつまらなくなることなのかなと、少し悲しい気持ちになりそうでした。
まあすぐに別の子どもが背中に飛び乗って来たし隣の子どもは暴れ始めたしで、そんな余韻に浸る間もなかったのですが。
つまらないものに束縛されることも染められることもないよう生きていきたいですね。なんだこれ。
ということで無理矢理本文に「染まる」系統の言葉を出したところで宣伝です。
4月の頭から「染まる。」って作品を流します。
1年生たちも上級生たちも、なにかに染まりつつ頑張っています。こんな状況でも形になるもんだなーと何故か他人事のように感動しています。おそらく1ヶ月くらい流されると思うので1回でも複数回でもみていただければ幸いです。
脚本さんの魂に聞いてみると、どうやら2本とも観るのがお薦めだそうです。
ということで、是非皆様、僕たちに少しだけ人生の中のお時間をいただけませんか?
そして欲を言うなれば、観たあとに「自分は何に染まっているんだろう」と考えてみて欲しいです。多分人生の経験値が0.1くらいは上がると思います。
よろしくお願いします。