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『あの日の嘘』ホズミ役:ああああ
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こんにちは。『あの日の嘘』でのホズミ役及び制作チーフを担当しました ああああ です。E表の2年生です。

1年生の方たちをはじめ、はじめましての方が多いですかね。今年は、こんな状況でサークルや学科の1年生のみならず同級生とすら会う機会がなく辛いです。そんな中、公演ができることは関係各所の努力の賜物だと思います。チーフは初めてで役もやるとは思っていなかったのですが、支えあって無事公演にまで辿り着けました。

予告動画には人が死ぬとありました。人が死ぬときって、『この人にも何かあるんだ』と当たり前のことに気づけます。登場人物のみならず、劇団の皆、見てくれる皆さんも…それぞれに必ずある経緯や背景に今一度、目を向けるきっかけとなれば嬉しいな、というのが役として、役職としてまた個人として思う所です。

私も…このブログも、本当は4000字に渡って今の状況で公演を打つこと、また『制作部』という役職について、自分の過去や経緯を吐き出し、この界隈での経験と知恵を絞って書こうと思ったのですが提出目前でデータが消えました(しかも初めて)
この自粛期間、課題以外で全ての時間を使って、逡巡しやっとのことで整理をつけた物も、あっけなく無くなりました。
全国大会に出たとき、公演をセルフプロデュースしたとき、インタビューを受けたとき。見てもらえたかもしれないけど、注目のせいで言えなかったこと、言いたかったことをまた言えなかった。

言わぬが花ってことでしょうか。コンピューターは咲いているのか枯れているのかの区別もできないようです。

早く媒介なんてなく…オンラインという壁、ゆくゆくは演劇という壁も払って忖度や不都合なく満足したいものです。
    2020/08/24(月) 00:00 第32回公演 PERMALINK COM(0)
    『あの日の恋』ホズミ役:わっしょい
    ―――――――――――――――――—

    ———————ああ、気が滅入る。

    私と同じくオンラインでの春学期を迎えた人には、共感を得られるであるだろうつぶやきである。過ごす環境は人それぞれなのでむしろこちらの方が自分に適していると感じる方もいるのだろう。羨ましい限りである。このような生活をしていると、否が応にも自分の暮らしている家というものにいつもより目がいくものである。
    私のいる住まいは、きれいな方であると思う。年季はある程度入っているものの、ボロ屋という言葉は似つかわしくない。そんな我が家にはあるお客が度々訪れ、そして居ついている。彼の名前はハエトリグモ。雌雄の区別の仕方が全く持って分からないのでとりあえずとして「彼」とした。

    ——————ある時間帯の蜘蛛を殺してはならない。

    おそらく親に教えられた迷信の一種であろう。信じているわけでもないが、ハエトリグモに関しては別段駆除する理由も見つからないので私は彼に危害を加えることはなかった。そもそも朝昼または夜なのか毎回忘れて、今もどっちか分からんのである意味詰んでいるのもこのことの一助となっている。そういったこともあってか、虫がそれほど得意でない私にとっては珍しく不快感を覚えない存在となっている。そんなある日、私が疑問に思ったことがある。

    ——————こいつら、何喰って生きてるん?

    私の部屋には、5月ぐらいに彼の幼虫と思しきものが現れる。あまりにも小さいため机に広げたプリントに気づかぬ間に潜り込み、再度開く際に煎餅状になってしまっているのを何回か見かけた。ペコリンコストリーム。アーメン。そのような不幸にも負けず成体になった彼らを見て、比率で言えば数倍にもなっているのに、この部屋に餌になりそうなものがない。これはいったいどういうことだろうか。Google先生の出番である。
    先生の回答は以下のようであった。「小さい虫を食うよ。成長度合いが異なる場合は残念ながら共食いも起こるよ。これって本能の愚かさってやつ?マジパネェ」本能の愚かさとは100分de名著のファーブル昆虫記回でのキーワードである。そして記述は続き、「あとこいつゴキの幼虫をよくターゲットにするよ」

    ——————クッソ有能やんけこいつ——————

    某Gは私も嫌いであり、それを駆除できるというのだ。その後の記述には、「蜘蛛らしく糸使うけど、基本道しるべに使うからあとで回収されるよ。回収されなくても割とすぐに自然に分解されるよ。」

    ——————クッソ有能やんけこいつ——————

    コバエもいけるということなので、ある6月にコバエが見受けられる部屋にハエトリグモを放ってみた。そんなことも忘れかけた一週間ほど後、そこには放したときより二回りほど大きくなっている彼の姿があった。そういえばコバエもあまり見なくなった。

    ——————クッソ有能やんけこいつ——————

    さすが見たサイトでハンターと称されるほどである。そのため、今年も気温が上がり、虫も増えてきたころ、また彼の力を借りようとしたとき、私は彼を見つけた。そう、誤って便器の中の水たまりに落下する彼の姿を。

    ——————ハンターさん!!??——————

    幸いにもきれいな状態だったので救出した。命に別状はなかったようだ。そして次に彼を見かけたのは、おそらく別個体であるが、浴槽に誤って転落する姿であった。

    ——————もしかして流行ってるのか?——————

    荒唐無稽ではあるが、一瞬そんなことが頭をよぎった。またも救出し、一命をとりとめた。その後彼は割と大きくなっている。
    世は麻のように乱れ、地震雷火事親父という言葉の、ラインナップはまあ違うのだけれど、表すような状況はまあそんな感じでもうやんなっちゃうという状況である。そんな状況が彼を狂わせたのだろうか。
    とまあそんな感じでいつもと違くてやんなっちゃうってなりながら作り上げた公演です。みてね。
      2020/08/24(月) 00:00 第32回公演 PERMALINK COM(0)
      『あの日の罪』セナ役:はる
      ―――――――――――――—
      あいつの呼び方が未だに定まらないはるです。ころちゃん、ころすけ、ころりん、ころりーな、597……あいつの名前、呼び方難しくないですか…?あ、そうでもない。はーい。

      今回はそんなころちゃんのこともあり、リモート朗読という形の公演です。初めてやるものは何時だってわくわくですし、ドキドキです!!(語彙力)

      しかも!今回同じ役に3人も役者がつくというなんとも楽しい企画!!!私のやるセナに至っては………ね!!(どこまでのネタバレが許されているかわからないので何も言わないですけど!)
      とはいっても、私は他の2グループのセナがどんなことになっているかわかりませんので、私自身も他のグループの公演をめちゃくちゃ楽しみにしています!

      こんな状況で、できないことは沢山ありましたし、演劇大好き民としては我慢いつまですればいいんだろうと思ってしまっていましたが、こうしてリモートという新しい形でできることが「今しかしないであろうこと」なのでとても楽しみでしかたありません。

      ぜひ、皆さんも新しい形でのなきがおの公演を楽しんでください!
        2020/08/23(日) 00:00 第32回公演 PERMALINK COM(0)
        『あの日の嘘』セナ役:伊月紡
        ――――――――――――――—
        夏休みのことでした。
        正確に言えば8月21日まで課題と補講と教育実習の単元指導計画に追われ、それが終われば今度は9月頭に必修でもないのになぜかその場のノリで履修した生活科研究の課題に追われ、その集中講義も終わればいよいよ教育実習の支度の追われ、教育実習を迎え、教育実習が終わったらすぐに秋学期が始まるのですからそれを考えると僕の夏休みなんてものはないのかもしれません。バイト先の塾の夏期講習に毎日行っているからそういう意味では夏休みなのかもしれないですね。

        どうも。C類発達障害教育専攻3年の伊月紡です。
        最近はパピコ(血液)とあずきバー(点滴)とゼリーエースのイチゴ味(薬)で生命を維持しています。

        春学期。
        色々ありましたね。
        劇団なきがおとしても、新歓公演という冠をかぶせた公演が中止になり〈幻の31回公演〉という概念が生まれ、一応新歓公演の幹部でもあったので色々な企画のお手伝いをしていました。

        オンラインの状況ってよく欠点ばかりに目を向けられて「オンライン授業は学びの質が下がる」「早く対面授業をすべき」「学生は対面での授業を望んでいる」と言われがちですが、単独行動好き・夜型・実家生的にはオンライン授業はめちゃくちゃ快適でした。夜にまとめて課題を消化できるし朝はゆっくり起きられる。資料の保存も苦手ですがオンラインだと毎度毎度PCに保存できるから基本資料は消えない。最高じゃないかと。
        欠点としてCAP制限を外すことが出来なかったために集中講義含め30単位しか履修できなかったことは嫌でしたが秋学期はCAP突破しても良いらしいので学務課に感謝です。元気に34単位履修を目指そうかと思っています。

        僕は心配性です。状況への適応もあまり得意ではありません。思考の傾向も基本はネガティブです。
        でも思うんです。

        【否定の言葉を集めることに飽きた】と。

        この状況になって否定の言葉が耳にお散歩しに来ることが多くなりました。
        「友達と会えない」「飲み会に行けない」「旅行に行けない」など。

        分かる。僕もずっとそうだった。
        「舞台での公演ができない」「サークルの活動ができない」「ボランティア先の子どもに会えない」「朝起きられない」「課題が終わらない」「バイトの休みがない」
        ラスト数個はこの状況に全く関係はないけど、まあそうやって否定して否定語を音や電波に乗せて「できない」を数えて…

        そうして早半年。

        飽きた!!!飽きたわ!!!

        「できない」「ない」を集めたところで状況は変わらない。
        確かにそれで集めた「ない」を元にアクションを起こすことも可能だけど、多くは「ない」を数えるだけ。「ない」を数えても所詮、自分を悲劇のヒロインに見立てて自己満足するだけなんじゃないかって。

        批判的思考力を養われたひねくれ野郎のスキルが活きた瞬間です。

        どうせならこの常ではない状況を楽しもうじゃないかと。
        いや、そもそもこれが今後の常になる可能性も否定できないわけで。
        地球が動いている限り「常」なんて変動するものなんですから、なんかもういいやって。

        「できる」を数えよう。
        みんなが「できない」を数えるなら「できない」の集計は他者に託して、僕は代わりに「できる」を数えよう。

        「オンライン飲みのおかげで終電を気にせず飲み会に参加できる」
        「授業を自宅で、自分の好きなタイミングで受けることができる」
        「ちょっとの体調不良でバイトを休める」
        「もともと潔癖の気があったから、今までよりもむしろ心穏やかに外出できる」
        「こんな状況でも公演ができる」

        そうです、公演です。
        公演の形式や時間に関しては他の多くの役者勢が宣伝していますしネット部的にはここだけじゃなくてHPの他のページや公式Twitterを見てほしいっていう欲に塗れて生きているので省略します。

        僕は「あの日の嘘」のセナ役で出演させていただきます。

        なきがお団員が今の「できる」を数えて行っています。
        1か月間もみられる状態にあるのでぜひ何度でも。


        最後に。
        不満を言うのだって、臓器が動いているから言えるんです。
        生きているから言えるのです。
        生きているから言葉を伝えられるのです。

        それでは。
        点滴をつれて道徳の指導案を書きに行ってまいります。
          2020/08/23(日) 00:00 第32回公演 PERMALINK COM(0)
          『あの日の恋』セナ役:椪本舗ぽん
          ―――――――――――——――――
          皆さんこんにちは!椪本舗ぽんです。誰やねん。ぽんです。ええ。

          最近暑い日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?私は遂に冷房効いた部屋で布団被りながらアイスを食べるという儀式の魅力に気付いてしまいました。お腹を壊しました。なぜ。


          今回久しぶりになきがおで役者をやります。1年以上やってないですね。実は前回出たときは客演だったので、入団してからだと初めてですね。びっくり。

          今回はセナ役を務めます。なんと!後輩役!!!
          舞台演劇だと身長がある分、年下役が滅多にできないのでね!本当に嬉しい!!!ボイスドラマ万歳!!!!!もう一生ボイスドラマでいい!いやそれは流石に盛った!!!

          そして役者ということはね、正直新入部員と絡めるって思ってたんですけどね、我らが『あの日の恋』グループは全員上級生という、ね。ね。面白いね〜

          この作品、とても考えさせられることが多く、また色んなことを思い出しながら、色んなことを考えながら演じさせていただきました。人との関わり方、自分の価値観、何を大切に思って何を良いとするのか、キャラクターそれぞれの想いを見ていただけたらと思います。

          それでは!公開まで今しばらくお待ち下さい!
          以上、ぽんでした〜
            2020/08/23(日) 00:00 第32回公演 PERMALINK COM(0)
            参加メンバー:小口翼
                   下原もか
                   なかにしゆう
                   M.Y(匿名希望)
                   田中紅葉(進行)

            自粛中の四月某日、新2年生になる部員たちに、劇団なきがおのこと、演劇のことなどを色々聞いてみました!
            新入生の皆さんに少しでもなきがおの魅力が伝わりますように。

            紅葉:みなさんこんにちは!ではさっそくですが、対談始めていきたいと思います。

            Q.みんなの劇団なきがおに入ったきっかけや動機を教えてください!

             M:私は結構長い間演劇をやっていたんですけど、大学で演劇は最後にしようと思ったんですね。で、最後はどの劇団でやろっかなって学芸の演劇団体を調べたんですけど、そこで見つけたなきがおくん(※1)が可愛かったので「あ、ここにしよ」と思って入りました。
            もか:まさかのキャラクターが決定打っていう。
            紅葉:なきがおくんの顔偉大なやつ…。
            ゆう:可愛いけどね。
             M:それで、稽古場見学行ってみたんですけど、そこでまぁ先輩に失礼なこと言っちゃいまして。
               これはもういよいよ入らないとなーと思って、その日のうちに入りました。
            もか:Mちゃん私たちの代で一番入サー早かったもんね。
             M:マーライオン言っちゃったから。これ言って去るってちょっとなぁって…。
            ゆう:マーライオンの伝説(※2)はそこで生まれたんだね。
            紅葉:これ結構言ってるけど、ほんとに最初先輩だと思ってたMさんのこと。
            もか:激しく同意。
             M:反省はしてます。すみませんでした。
            もか:私も稽古場見学行って、新歓公演の台本覚えてるしこの方何年生なのかな…って思ってた。
            紅葉:もう覚えてたの!?
            もか:なんか演出してたよね??すでに?先輩がMちゃんに振ってた気がする。
             M:あー振られた。びびった(笑)
            もか:もうその時点でただ者じゃなかった。
             M:いやいやいや、ただ者じゃないと言ったらあなたもでしょ、もかさん。
            もか:こんにちは凡人です。
            紅葉:超人もかさんです。
             M:もかさんはなんで入ったの?
            もか:私は高校の時から演劇やりたいと思ってたんですけど、合唱部をやってたので兼部できなくて。それで大学こそは演劇始めようと思って、色々検討したんですけど。誤解を恐れず言うなら、消去法でなきがおを選びました。
            紅葉:雰囲気が合ってたみたいな?
            もか:今思えばそうなのかな…でも演劇団体ってどこも変な人しかいないじゃないですか。
            ゆう:それね。
            もか:雰囲気合う合わないで言ったら、演劇やってる方達の雰囲気が当時の私には未知すぎて分からなかった。
            小口:たしかになきがおの皆さんは初心者にもしっかり合わせてくれるし、教えてくれる。優しいなあ。
            紅葉:めっちゃ分かります。じゃあゆうちゃんは?
            ゆう:私が入ったのはめちゃくちゃ遅くて、小金井祭直後とかだったんですけど。新歓公演の時からめちゃくちゃに憧れている先輩がいて、客演という形でその先輩と小金井祭で共演させてもらったのが一応きっかけです。でもほぼその場のノリです。
             M:あの人ですね。
            ゆう:あの人です。でもなきがおに入れてくださったのは、PCテイクでご一緒してるりなさん(当劇団新3年生)の方なので。小金井祭の演出してくれて、打ち上げのときに「入る?」って。
            紅葉:ゆうちゃんももう、小金井祭前からほぼなきがお団員だったよね。
            ゆう:そうですね、顔は出してた。でもあの時声をかけてくださったから今私はなきがおにいます。
            もか:私、小金井祭も冬公も関係者外だったから、知らないうちに仲間が増えててびっくりしたし、嬉しかった。
            ゆう:そう言ってもらえると嬉しい!みんなにあっさり受け入れてもらえてこちらはホッとしました。
            紅葉:ようこそーって感じだったよ~。
            もか:小口さん然り!
            ゆう:じゃあイケメンにバトンタッチで。
            紅葉:小口さんも小金井祭辺りから来てくれましたよね?
            小口:そうだね。小金井祭の稽古が始まるか始まらないかくらいの時からお世話になってます。もともと演劇の世界に入ろうとは全く考えていなかったんですが、夏頃に舞台俳優の友人に「演劇っていう世界も無くはないよ」と言われ。Twitterで「東京 大学生 劇団」と調べて、スクロールして、えいっと指でタッチしたのがなきがおでした。
             M:選び方草。運命の出会いですね。
            ゆう:みんな割と運ゲーですね。
            小口:そうだね、急に他大の者が来たら、きっと馴染めないかな…と思っていたのですが、皆さんとても暖かく迎え入れてくれて。冬には客演で役もいただけて。もっと演劇の世界を知りたいなと思い、入団させてください、とお願いしました。
             M:スクロールの神ありがとう。
            小口:あと0.1秒ずれてたら、きっと全然違うところでお世話になっていたのかも…。
            紅葉:迷ったらスクロールですね。
            小口:でも本当になきがおでよかった。皆凄く優しいから。
            ゆう:私が気付いたときには最初からいましたよみたいな感じで馴染んでらっしゃいましたけどね。溶け込むの早かったですよ。
            もか:小口さんを知ってから、私が見えてなかっただけで最初からいたのかな…と夜しか眠れない日々が続きました。
            小口:(爆笑)
            紅葉:安心して昼も眠ってね。
            もか:永眠すればいいですか?
            小口:(爆笑)
            紅葉:適度に活動してください!!(焦)
               でもいつの間にか冬公演にも出ていただいて。
            もか:初役者とは思えない堂々たる演技でしたよね。
            小口:冬公演の稽古場のおかげかな…みんなもたくさん話しかけてくれて。
            ゆう:そっか、あれが初役者…信じられない。
             M:あれが初めての人がやる本か?
            小口:(稽古場で)ピロシキの台本使って、先輩方が、僕の為に時間割いて稽古してくれたんです。
            ゆう:ピロシキ!?あ、取り乱しました、失礼しました。
            もか:ピロシキ…?美味しいやつですか?
            ゆう:私の知ってるピロシキは二人芝居。
            小口:「腎臓がピロシキになっていて治せない」という、医者と患者の二人芝居です。
            ゆう:あ、合ってました。
            小口:本気で苦しむ、とか本気で困る、とかの演技指導でした。
            もか:へぇ!その演技指導受けたい!(笑) それが入サーの決定打にもなったんですか?
            小口:そうです。演劇の初心者で、しかも急に現れてしまったのに、こんなに丁寧にご指導いただけるなんて…と。とても優しかったです。
            ゆう:普段ふざけ倒してる先輩たちのまじめな一面が見れました。
            もか:こんなに初心者と経験者が上手く共存できることが凄いですよね。
             M:初心者の上達がすごくて経験者なんて追い抜かれちゃうから。
            ゆう:わりとなきがおは学年の垣根とかもないなあとは思います。
            紅葉:そうだね、楽しくて、やるときは説明わかりやすい。
            小口:先輩方のおかげか、稽古場がとっても楽しいですよね。それも暖かい楽しさですね!
            紅葉:なるほど。小口さんは友人の方からのオススメがあったみたいですが…

            Q.皆さんは演劇自体を始めるきっかけとかありましたか?

             M:ああ、私はね、小学生の頃自己肯定感が驚く程に低くて。うちの住んでた市の小学校総合文化祭があるんですけどその演劇部門にうちの学校が出て、そのとき自己肯定感の低さから先生に勧められて、主役やったのがきっかけです。
            ゆう:初舞台で主役…!カッコいい!
             M:めっちゃ緊張した。その舞台終わって、カーテンコールした時、お客さんの満足気な顔がすごく印象に残って。いいなって思って続けることにしました。
            小口:とてもいい話!
             M:うわなんか恥ずかしい。
            ゆう:漫画の1話みたい。
            もか:ここまで続けられていることもすごい。素質だよね。
            ゆう:エンターテイナーだ。
            紅葉:ほんとに!続けるのも大変なことだよね。
             M:仲間に恵まれましたね。
            紅葉:自己肯定感は上がりましたか?
             M:昔と比べたら大分上がった方です。だからこそ舞台に立ててると思う。
               ここまで続けてきたからこそ、最後は楽しく終わらせたくて。なきがお選んで良かったなぁと思います。
            紅葉:これからも一緒に頑張りましょう。
             M:よろしくお願いいたします。皆さんのきっかけは?
            もか:私はですね、どの作品とは言わないんですけど田中Kさんの演技を見て衝撃を受けたのがきっかけですね。名前適当に伏せといてください。
            小口:田中Kって俳優の?かっこいいよね!
            もか:そう!とにかく、自然なんですあの方の演技。
             M:じゃあ、もかさんの演技は田中Kさんに影響されてるのかな。究極のナチュラル。
            もか:それはすごくある。脇役を十何年もずっとやってきて、人の演技を受ける演技に長けていて。素人ながら感動しました。こんな演技してみたいと思ったのがきっかけですね。
            ゆう:すごいね…みんなちゃんと演劇と出会ってる。
            紅葉:ゆうちゃんは高校からやってるんだっけ?
            ゆう:中高一貫校で、中学から6年間演劇部だった。けど、始めたきっかけは不純も不純なので…。
             M:きっかけに純も不純もないですよ。
            ゆう:…最初は廃部寸前の部活の存続のための人数合わせで入ったんですけど、宛書きで台本を書いてくれる人がいて。その人に惚れて演劇ガチ勢になりました。部員5人でしたから、最初。
             M:大会ギリギリ人数…。
            もか:素敵じゃないですか。
            小口:なんかそれも運命的だね(笑)
            ゆう:今は部員10人くらいいますよ。頑張って成長しました。
            紅葉:皆さんお話ありがとうございます。ではあともう一つ…

            Q.印象に残っている公演やエピソードを教えてください。

             M:私は、小4の時にやった舞台ですね。私忍者の役やったんです。で、幼なじみが敵役やって、2人で戦うシーンを一緒に考えたんですよ。それで最後に私が敵を突き落として「さようなら」って言うんです。
               本番でめちゃくちゃ精一杯の嫌味を込めて言ったら、お客さんが大爆笑してくれて。
            小口:精一杯の嫌味(笑)
             M:初めてお客さんの顔を笑顔にした瞬間だったので、すごく忘れない舞台になりました。
            もか:お客さんの反応って物凄く記憶に残りますよね。
            ゆう:エンターテイナーの本領発揮だね。
            もか:沢山の人の感情を動かせるのはすごいことですよ。
             M:他の皆さんは?
            もか:私は、「addiction」の『屋上のエメラルド』ですね。
             M:おお、初舞台。
            もか:そうそう。去年の7月公演です。
            ゆう:あれ初舞台か!
            もか:部署の仕事から役者まで何もかも初めてだったので、全てが刺激的でした。
             M:もかさん初舞台とは思えないほどの実力だったね。
            紅葉:うんうん。あのエメラルドの脚本の主役にピッタリだった。
            もか:基本的に自己肯定感ゼロなんですけど、あの初舞台を経て、これは自分に向いてるのかもしれないと自信を持てたのも大きかったです。
            小口:もかちゃんの演技、凄いよな…。空気がもかちゃんによって変わることもある感じ。
            もか:おお…いくら払えばいいですか??
            紅葉:無償の愛だよ…(笑)
               小口さんやゆうちゃんはどうですか?
            小口:僕は、竹内先輩(当劇団2016年度生)の脚本、卒公の。
            紅葉:まさに温かい涙がメインって感じでしたよね。
            もか:なきがおらしさが詰まってた。
            小口:本当にそう思ったの。温かい涙。
            ゆう:私は配信を見て泣きました。
            小口:ほんとに。僕も泣きました。小金井祭の時の竹内先輩の脚本と、ちょっと繋がってたような…とか。
            紅葉:去年の透明人間ですか?(2019年度小金井祭公演『君には見える、透明人間』)
            小口:そうですそうです。
            ゆう:伏線というか、含みを持たせるのがうまいですよね…。
            小口:悲しい話でも、楽しい話でも、絶対に優しさが後ろにあるのがなきがおっぽい感じです。
            紅葉:たしかに…ゆうちゃんはあったりしますか?
            ゆう:うーん、私は公演というよりエピソードなんだけど。
            紅葉:お、いいねー。
            ゆう:さっきも言った新歓公演を見て、私役者は多分もうやらないなって思ってたんですよ。中高で部活やってたけど、所謂ガチではなかったし、大会とかによく出るとかでも無かったから。大学の演劇ってレベル違うなーって思ったから関わるとしても裏方だろうなって思ってたんだけど。
            小口:うんうん。
            ゆう:小金井祭でりなさんと縁があってなきがおの公演に誘ってもらったりしたときに、役者を半年ぶりくらいにやって、なんかこう、思った通りにできなくて…自分にムカついたのでこれから真面目に役者をやろうと決意したんです。前までできてたこととか、できなくなってるの悔しくて。
            もか:向上心の塊。
            紅葉:悔しさとぶつかったのね。
            ゆう:うん。めちゃくちゃ悔しかった。なのでこれからは役者やります。
            もか:おお!本気でやってるから悔しいんだよね。
            ゆう:悔しい!楽しいんだけどね。ガチになると悔しいですね。
            紅葉:裏方も演者もどっちもいつでも挑戦できるのが良いよね。
            もか:そうなんだよね。支える側支えられる側どちらにもなれるのは、すごく成長できる。
            小口:ゆうちゃんの話を聞いてて思ったんだけど、役者をやるって、その人の生き方に成りきるってことなんだな…って。役者をやるって、色々な生き方を知れるなとは思いますね。
            ゆう:そうなの、そうなんですよ…!
            もか:それがまさに演劇の魅力ですよね。
            ゆう:ちゃんと生かしてあげたいなと思う、自分が演るときに。傲慢なんだけどね。
             M:面白いですね、色んな人の演劇話は。
            もか:みんなバラバラなのに、同じ作品作り上げてるの面白いよね。
            紅葉:ほんとに。皆さんありがとうございます!それではこれにて終了させていただきます。お疲れ様でした!

            ※1 なきがおくん:劇団なきがおの公式キャラクター(?) HPやツイッターのアイコンになってるやつ。
            ※2 マーライオンの伝説:稽古場見学時、初対面の某先輩が発声をしている姿を見てMさんが「横顔がマーライオンに似てる」と発言した事件のこと。
              2020/05/18(月) 15:32 2020新歓 PERMALINK COM(0)
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