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こんにちは。元・代表の建山です。
このブログを更新するのは半年ぶりくらいでしょうか。お久しぶりの方もいらっしゃるでしょうか。

さて、私は2014年をもって代表から退いたわけですが、未だに仕切り屋根性が抜けず後輩を困らせている日々です。
しかしそんな気持ちも切り替わらぬ一方で再びこの季節が来ました。
別れの季節。
そして出会いの季節。

4年生となる今年、私はその「出会い」に立ち会うことは出来てもすぐに「別れ」てしまいます。
しかし、今いる後輩たちに良い「出会い」があれば、そしてそれが新たに加わる後輩たちにとっても良い「出会い」となってくれればこんなに幸せなことはないでしょう。
私はこのサークルに旗揚げから飛び込み、「出会い」と「別れ」を経験しました。
ちっぽけなもので、また世の中にありふれたものですが、それでも良いものでした。
色々な形はあるでしょうが、これを愛すべき友たち後輩たちにも経験してもらいたい。

まだ少しだけ先の未来に希望を込めて
春よ、来い。


と、いうわけで劇団なきがおは新入部員を募集中です。
Twitter・Facebookほか各メディアで情報を配信中ですし、またお花見・ワークショップ・サークルオリエンテーションでもお待ちしております。
普段は楽しく賑やかに、時にうるさくやかましく、そして稀にしんみりと。
このような団体ですが、もしよろしかったらお近くの部員までお気軽にどうぞ。
    2015/03/29(日) 23:14 その他 PERMALINK COM(0)
    こんにちは。皆様いかがお過ごしでしょうか。
    大学周辺は良い天気のようで何よりです。ずっと晴れていてほしい3月の今日この頃。特に今日は。
    引退公演にご来場くださった方々、ならびに応援してくださった方々、ありがとうございました。

    あれから2週間が経ちました。
    その間に我々は先輩たちを送り出す追い出しコンパ(以下、追いコン)を実施しました。追いコンでは余興というか、いわゆる劇団の卒団式チックな仕様で展開していったのですが、下級生の私から見ても本当に夢のような時間でした。そこでは何故かBGMに北陸新幹線の紹介映像が流れている中(ちょうど開通の日でした)、笑いに走った質問に答えたり、過去公演のDVD贈呈式があったり、手紙を読んだり、柄にもなく真面目になったり、少ししんみりしたり、でもやっぱり楽しくなっちゃったり、ひたすら写真を撮ったり、撮られたり。あっという間のその1日は、なきがおにとって充実した初々しさ爆発でした。
    …初々しさ。何故そう言う表現になるかと言いますと。何を隠そう、この劇団は2012年に今の4年代が立ち上げたもので、追いコンですら初めてなのです。
    しかもこの集団、大学生にあるまじきレベルで集団で酒を飲みに行く習慣がないのでこういった飲み会やら催しに慣れていません。加減が分からず力を注ぎすぎた。DVD作成とかに。
    この日も他団体同様いわゆる居酒屋に行ったわけですが、正直なところ酒がなくても盛り上がりました。備え付けのカラオケで全員が熱唱ってどんな団体だよ。素面で酔える(自称)。
    個人的にはお酒は好きなのですけど、少なからず今現在までは誰かが酔いつぶれるような現象は起きていません(当社調べ)。

    え? 公演の打ち上げなどで飲み会するでしょうって? たしかに。ごもっとも。そりゃします。でも正直そこまで飲まないんです。下戸さんもいらっしゃるし。過去の公演の打ち上げの中には、会場がしゃぶしゃぶのお店だったこともあります。酒より肉。むしろめちゃくちゃ盛り上がる。
    その理由となるかは分かりませんが、前置きとして、そもそもこの団体、基本的にひとつの公演に全員が臨むスタイルとなっているのです(べつにそう決まっているわけではないのだけど)。
    なので正直、そのひとつの公演時期に次の公演について考えていることはあまりありません。当日パンフレット作成の時になって、次回公演の情報の欄にあくせく。公演と公演の時期が結構あくこともあります。良い意味でその時その時を生きているのです、一所懸命。ものは言いよう。
    加えて(少人数で公演を作り上げているということもあるのか)公演をやるからには全力で、なので、エネルギーを最大限注いでいるため、終わった後の完全燃焼感が凄まじいです。私は緊張?の糸がほぐれるのか、ただ単純に体力がないのか、よくバラシ後やバラシの日に体調を崩します、いや、それは私くらいですけど。
    でも次のことについて考えて今がおろそかになるより、今を全員で作り上げるという雰囲気はとても気に入っています。まとまりがあるし。団体内で目的とゴールが一致しているので、そこに向かって全員で走っていくのは気持ちが良い。…辛い時もあるけど。

    脱線しすぎました。
    話を戻すと、そのため公演後の時間に酒をいれることがあまりなかったのです。それと、公演以外で1日全員が集まるというのは部会や合宿以外ではあまり見られない光景でしたから。
    だからこそ、この前の追いコンはとても充実しており、初々しくもありました。なんといっても初の卒業生の輩出です。ついになきがおにもOB、OGという概念が。

    そう、輩出です。
    いわゆる引退です。
    つまり、卒業です。
    2011年度生が、この劇団から、離れます。

    私の個人的な解釈で、2つ上はとてもとても大きな存在です。私的に他のコミュニティでも感じていることなのですが、入学した時から何か2つ上の方々には尊敬というか、違うんだけど、うおおおってなるような、それに近い何か、うーん語彙が無い、とにかく何かを感じていて、私にとってはかけがえのない人たちばかりです。1つ上や1つ下もそれは同じですけれども。もちろん不満もあるし、尻拭いもしたし、共感できない部分もあったしあるけど、それでも感謝してもしきれないくらいお世話になりました。
    この団体のブログ上なのでこの団体での場合だと、私を演劇という舞台に引き込んでくれて、たたせてくれて、大切な役もやらせてもらえて、新しい自分も見つけてもらえて、学ばせてもらうことばかりでした。
    まあ絶対に直接は言わないですけどね。恥ずかしいですしべつにこれで今生の別れってわけじゃないですし。
    先輩方から受けた恩恵を、培った経験を、もらった想いを、後輩たちに伝えられるように。自分がその立場になれるように。そんな未来の後輩にあたる新入生に向けて、卒業式を前に新歓についても動き出しました。

    そう、今日は東京学芸大学で卒業式です。
    …そんな門出の朝だというのに、文字数が多すぎました。読み返しましたが本当に多いですね。朝から何を書いているんだ。
    ここまで読んでくださった方には最大級の感謝を。式に出席する卒業生が読んでいたら全力の謝辞を。
    長い、本当に長い文章にお付き合いくださりありがとうございました。結局何を皆さんに伝えたいかよく分からない文章となってしまいましたが、終わりにしますね。

    メンバーの卒業で一区切り、ではありますが、前述のとおり次代へつなげていきます。
    これからもどうかご贔屓に。劇団なきがおをよろしくお願いします。
    応援してくださるすべての方に。観に来て下さるあなたのために。


        もしも今日、門出の時に。
        出会いと別れの交差点で、
        誰かが涙を流すとしたら。

        「悲しい涙より、温かい涙を。」



    劇団なきがお 現代表
      2015/03/20(金) 06:43 その他 PERMALINK COM(0)
      いっけね、全然更新してなかった!
      お久しぶりです、中西です。
      最後にご挨拶をば…。

      このたび、劇団なきがお第9回/2011年度生引退公演『はこのなかで ~WE ARE IN THE BOX~』が無事終演いたしました。
      この公演を主宰させてもらい、また演出を務めさせていただきました。

      今回は自分で書いたわけでもなければ、研究していたわけでもないので、はてさてとても大変でした。

      ですが、やりたいことをやりたいようにやる、を今回の目標に勝手に定めたため、それはそれはわがまま放題言わせていただきました。

      思えば申し訳ないことが多かった公演だったと思います。
      こんな主宰でわがまま放題やりたい放題だったために、全員に無理をかけました。

      おかげで公演そのものは素晴らしいものになりました。
      ただその一点だけは、自信を持って誇れるものでした。

      その他に関しては、主宰としても演出としても本当に駄目な人間だったと思います。
      それでもついて来てくれた同期や後輩たちには感謝しています。

      これで中西の学生生活はお終い。
      来月一日から新社会人として新たな世界に飛び込みます。
      新しい出会いと新たな学びに思いを馳せつつ、今はひとまず休みます。

      見に来てくれた方はもとより、声を掛けてくれた方、気にかけてくれた方、みなさんの思いがモチベーションになって、最後まで走り切ることができました。
      本当にありがとうございました。


      中西洸太
        2015/03/09(月) 21:04 公演 PERMALINK COM(0)
        はじめまして、今回役者をしてます、ゆきです。
        自己紹介欄ではあだ名を探し中と言ってましたが、「うちなー」でいこうかなと思っている今日この頃です。

        うちなーとは沖縄のことらしいです。
        前に稽古で、リズムに乗って歩くWSをしましたが、1人ワンテンポ遅かったらしく、「うちなータイム」と呼ばれました。
        そこからのうちなーです。でもなかなか浸透してません。

        なきがおには12月の番外公演から参加しています。
        ただその時は4年生が居なかったので、4年生と関わるのは今回が初めてです。

        中西先輩はいつも話をしっかり聞いてくれて優しいです。竹澤先輩はしっかりしてます。でもいじられてくれます。面白いです。
        清水先輩は役としてみんなを引っ張ってくれています。山口先輩はたまに面白いです。アトTに入ってから覚醒した気がします。
        岩淵先輩は照明と小道具頑張っています。藤堂先輩は謎です。すごい不思議な方です。
        こんな個性豊かで面白い先輩方と演劇をやれるのは楽しいです。でもこれで最後です。
        そして、自分自身もなきがおで演劇をするのはこれが最後になるかもしれません。

        バイトが忙しくてなかなか稽古に参加できなくて共演者の皆さんには色々と迷惑をかけてしまいました。
        アトTには私は昨日から入りましたが、とても素敵な舞台が出来上がっていました。
        この舞台に明日から立てるのがとても楽しみです。

        まだなきがおに参加して数か月ですがここはとても居心地が良い大切な場所です。
        そんな場所を創ってくれた、引退する先輩方。一緒に出来るのは最初で最後です。
        なきがお初めての引退公演。
        1年生から4年生までみんなで創り上げます。
        明日からです。お待ちしております。
          2015/03/04(水) 14:22 稽古 PERMALINK COM(0)
          ――公演二日前に、酒を飲んでいる。突発的に、後輩にブログを書かないかと進められて、今こうやって手を動かしている。
          不思議なもので、卒業するというのに、根本的生活は変わっていない。卒業するならば、引っ越しやら、手続きやらで忙しいものだと思うが、私の場合、生活というものはそんなに急には変わらない。いや、もともと人間というものは、急には変われない動物なのかもしれない。――

          脚本を書きました藤堂です。

          演出から「演劇的に無理がある」といわれましたが、今その脚本で演劇をやっているのだから、無理があったわけではないのでしょう。演出が無理をしたのかもしれません。それは、見てみないとわかりません。ということで、見に来てください。(無駄な宣伝)

          この脚本を書こうと思ったのは、去年の12月。卒業公演の打ち合わせどうするかという話し合いの時でした。

          「あ、書こうかな。というか、書ける気がする。」

          と、なぜか思ってしまったからなんですね。そのあと、私は正月を返上して、卒論さえも返上してこの脚本に向き合うことになったのです。
          様々な人に、多種多様な質問をしました。

          「全く興味のない人間から、『好きだ』といわれ抱きつかれたらどういう反応をするか」

          という質問はかなり多くの人を悩ませました。私自身、この質問を長時間考えたわけですから。好きという、ポジティブな感情と、全く興味のないというネガティブな感情。この相反する感情を、人間はコントロールすることができるのか・・・。私なりには、結論出したつもりですが、みなさんはどう考えているでしょう?

          「はこのなかで」は、私の文章らしく、タイトルから決まりました。そしてハートフルラブリーコメディーとして書いたつもりです。周りからは「んな、あほな!」といわれていますが、いまだに私の中ではそう思っていますし、そうだと思っています。見ればたぶん、わかると思います!(露骨な宣伝)

          さて、これ以上かくとネタバレになりそうなので、やめたいと思います。ですが、全く関係のない物語を一つ。
          この脚本を書くにあたり、多大なお世話になった方々に、私のできる最大限の感謝を。

          L氏は、わが研究室の代表で、いろいろな研究のアドバイスや叱咤激励をしていただきました。もしL氏が人工知能について研究しないかと言わなかったら、私は、この脚本を書くことできなかったでしょう。

          M氏は、別の大学の知り合いです。哲学的な質問や、私の論文の日本語修正などを頼んだりしました。哲学的な見分は、M氏から入手しました。私の哲学的な思考形成は、あなたのアドバイスのもとで育まれたと思います。本当にありがとう。

          K氏は、私の精神的援助(謎の言葉)をしていただきました。本当にいろいろ助かりました。へばっているときでさえ元気づけてもらいました。本当に、ありがとう。これからもよろしく。

          そのほかにも、様々な方々に感謝です。ありがとうございます。

          -----------------------

          高度30000フィートは、本当に寒い。特にマッハで飛んでいると、現実と空想の境目がわからない。

          「そんな馬鹿な。早く飛行場に戻りましょう。」

          宮本武はその声に平常心を取り戻した。

          「すまない。今、考えことをしていた。」
          「何を言っているんです、今オートパイロットで飛行中ですが、何が起こるかわかりませんよ。」
          「そうだったな。」

          女性の名は、サラ・マーティン。宮本のバディであり、この戦闘機のエンジニアでもある。

          「それにしても、上層部は何を考えているんだろうね、こんなおんぼろ戦闘機で出撃なんてね。」
          「悪かったですね。おんぼろで。」
          「いや、君が悪いわけじゃ、ない。」
          「そうだといいんですけど。」

          2045年。もう世界に国という概念は存在していなかった。
          どっかの馬鹿が、変な兵器を使い、さらに、どっかの馬鹿が報復で、さらにそれを上回る兵器を使った。そうすると、もう人間は右往左往。
          とりあえず、全世界は国を解体させ、国連を中心とする単一国家を急きょ作り上げた。が、旧国家のいざこざは残り、テロが頻発。
          宗教やら民族紛争やらもまきこみ、混沌が訪れた。「平和」という言葉は古い本のみにしか書かれていない。

          さて、宮本は、爆撃もできるとわれる4・5世代ジェット戦闘機のF-2に乗り込み、テロリストがいるといわれている場所を攻撃したばかりだった。

          「しかしまあ、テロリストは意外に近くにいるもんだね。」
          「そうですか。」
          「そう、俺の故郷。」
          「そうなんですか。」
          「誰もね、入れないといわれた場所なんだよ。もう断崖絶壁。確かに、外部からの攻撃は受け付けないだろうね。」
          「戦闘機なら大丈夫ということですか。」
          「まあ、そう判断したんだろうけどね。」
          「世界遺産もへったくれもありませんね。」
          「そうだな。」

          午後4時。雪を頂いた山は、夕焼けを映していた。

          「あの夕焼けも変わっていないな。」
          「そうですか。」
          「この時間、一瞬だけ、いい顔を見せるんだよ。」
          「そうなんですか。」
          「ああ。夕焼けは、橙だろ。」
          「そうですね。」
          「でも、この時だけは違うんだ。」
          「何がです?」
          「冬の空気が澄んで、さらに、天気が良く、もっというなら、雪がいいバランスにある状態・・・。ああ今の状況だ。」
          「どこですか。」
          「そこだよ。」

          右側の窓を宮本はのぞき込む。
          ギザギザとした山の稜線が、薄紫のオーロラのようなグラデーションを見せていた。
          橙路から、薄紫、太陽の色をすべて雪が反射している。

          「これだよ。」
          「そうですか。」
          「何も思わないんだね。」
          「仕方ないですよ。」
          「そうか。」

          ・・・。しばらくの沈黙。

          「今日はありがとな。」
          「いえ。」
          「この出撃は、なんか、悲しいな。」
          「そうですか。」
          「ああ、俺の故郷だからな。」
          「・・・。」

          沈黙。その瞬間だった。

          「高度25000から、ミサイル!」
          「っ!旋回!」

          警告が鳴り響き、スーツが締め付けられる。

          「ライトターン!どうして!」
          「ジャミングでした!うかつでした!」
          「今はいい!」
          「はい!」
          「マックパワー!」

          F-2のエンジンがうなりをあげる。衝撃が全体に走る。

          「間に合うか!」
          「やってます!」

          アラートが再びなる。

          「もうひとつです!」
          「馬鹿な!くそ!故郷だと思って、センチになりすぎた!」
          「言い訳はあとです!」
          「チャフ!」
          「了解!」

          チャフが放たれる。やばい。宮本はそう感じた。

          「レフトタ―ン!チャフは?」
          「もうありません!」
          「畜生!」

          宮本は焦りつつも、ミサイルは地対空と認識していた。これならいける。宮本は、操縦桿を握り、勝ったと思った。

          「チャフがなくても・・・」

          爆発音がした。

          「クラスタ!?」

          機体後方で、爆発。破片は、飛行速度を上回っていた。

          「エンジン・ストール!」
          「エンジン・リスタート!」
          「・・・。かかりません。」
          「ほんとか。」

          エンジンは、露骨な音を立てて、消えていくのが分かった。

          「油圧も漏れています・・・。」
          「そうか。」
          「すいません。」
          「いや、君が誤ることはない。」
          「・・・。脱出を。」
          「ここは、俺の故郷だ。ここで死ぬなら本望だよ。」
          「でも。」
          「いいじゃないか。頑張ってコントロールすれば、ぶち当てたやつに、この機体ごとあてることぐらいはできるだろう。」
          「・・・。」
          「なあ、サラ。」
          「はい?」
          「君がこの機体について何年だ。」
          「3年です。」
          「俺と組んで?」
          「3年です。」
          「長かったな。」
          「ええ。」
          「同時に短かった。」
          「え?」
          「ありがとな。」
          「どういうことですか?」
          「君は、逃げろ。」
          「そんな!」

          宮本は決心したつもりだった。しかし、震えていた。死というのは、こんなにもあっけないものなのか。そう思うと、よくわからない気持ちになっていた。

          「・・・。宮本。震えていますよ。」
          「・・・大丈夫だ。」
          「そんなことないでしょう。わかっています。」
          「君はすべて見てるな。この機体も。俺も。」
          「それは、バディですからね。」
          「だったら、なおさらだ!さあ!」

          風防が火薬で破壊され。勢いよく座席が吹っ飛ぶ。

          「・・・なぜだ!」

          機体から出たのは、宮本のほうだ。

          「サラ!お前!」

          その声はもう、サラに届くことはなかった。

          「宮本。ありがとう。」

          サヨナラと、サラが呟いた。そして、パラシュートが開き、宮本が安堵した時、F-2はすでに地上に激突していた。ちょうど、ミサイルが放たれた場所だった。

          2045年12月28日

          珍しく宮本の生まれたその地は晴れていた。空は青く。夕焼けはどこまでも焦げるような色だった。

          サラ・マーティンは、戦闘機用に作られた高度制御コンピュータであり、操縦者の相棒でもあった。

          この日。初めてコンピュータは恋を知った。

          -----------------------

          では、みなさん。また逢う日まで。さいなら。すぐ会うけどね。
            2015/03/04(水) 00:58 その他 PERMALINK COM(0)
            こんにちは。
            今回、役者と舞台監督補佐をさせていただいている吉田です。

            今日は3月3日です、雛祭りです。
            本番は3月5日からです、あと2日です。
            一年生の私が四年生の皆さんとこうやって一緒に舞台を作れるのは今回で最後です。


            この間、脚本を書いてくださった藤堂さんに、「幸せってなんだろうね」と言われました。
            正直、私はそんなに頭も良くないので、幸せって何だ?と漠然と考えてみてもよく分かりません。
            でも何となくですが、今回のこの公演が終わったら、とっても幸せだなあと感じることができるような気がします。
            きっと何回でも振り返りたくなるような、そんな素敵な思い出になるような気がします。

            好きな人たちに囲まれてひとつのものを作れるのはとてもしあわせです。
            横を向いてもどこを見ても好きな人しかいません。
            そんな大好きな、尊敬する先輩や頼れる同期の演技や仕事っぷりを見ながら、私はこの座組にいることを誇らしく思います。
            でも、このメンバーでものを作るのがこれで最後なんだと思うと、ちょびっと泣きそうにもなります。

            やっぱりよく分かりません。しあわせってなんなんでしょう。
            多分とっても簡単なことなんだろうなあとも思うし、とっても難しいことなんだろうなあとも思います。


            今回の公演、つらいことがいっぱいありました。
            でもそれ以上に得れたものもいっぱいあります。きっとこれからもそれはもっと増えていきます。

            3月5日から7日まで、私はそれをすべて出し切ります。
            皆も同じです。その瞬間瞬間で、自分たちに出せるものを全力で出していくと思います。
            観に来てください。
            多分劇団なきがおのこれまで作り上げてきた形が見えるはずです。


            長くなりましたが、あなたのご来場を座組一同心よりお待ちしています。
            がんばるぞ!
              2015/03/03(火) 15:21 その他 PERMALINK COM(0)
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